どうも、コッキーです!
皆さんは、親として子どもの成長・成功を促すために、どのような事に取り組まれていますでしょうか?
コッキーはどちらかと言うと運動能力の向上に注力してきています。
過去記事こちら↓
子どもの成長・成功を願う親としては、なにが子どもの将来成功する要因なのか?しっかりと把握しておく必要があるかと思います。
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今回は、アメリカの研究結果により、EQ(感情知能)を高めることが、「人生がより良いキャリア・健康恵まれる」ということの関係性について、記事にしていきたいと思います。
EQテストスコア世界最下位の日本
EQテストは、160の国や地域で約26万人が受検した、現在の心の知能指数と性格傾向を計るテストになります。
世界各国の受検者のEQスコアと、WHO世界保健機関が発表している「ヘルスケアへのアクセス」「メンタルヘルスアへのアクセス」「幸福度」を合わせた国別健康指標をクロス分析を行った結果、EQスコアと健康水準の相関性が発見されています。
クロス分析結果では、日本のEQスコアは世界最下位、健康水準はメンタルヘルスへのアクセスの低さ、幸福度117か国中54位という背景から、中央値を下回る結果となっています。
経済的に発展し、街のインフラが整備されてきた日本において、心のインフラが整っていないこと、「心を整える知識や知能」を多くの日本人が活用していないことが明らかになっています。
EQとは
EQとは、感情知能(非認知能力)のことを指し、「目指すべき成果を生むために、自己や他者の感情を認識し、それを管理して、最適な意思決定や行動へと結びつける能力」と定義されています。
EQ:感情知能(非認知能力)
(1) 情動を正確に知覚する能力
(2) 思考を促進するために情動を利用する能力
(3) 情動とその意味を理解する能力
(4) 自己の情動を管理したり他者の情動に対応する能力
感情を認知し、理解するといったEQの活用を促進することで、やる気、根気、向上心、創造性などを得たり、生活、仕事、人生の目標実現のために、ポジティブな変化を創りだし、日常生活、仕事、人生の成功へと導く結果がでています。
たとえば、個人も組織も、論理的思考に基づいて行動を選択していても、「感情が気乗りしない」場合には成果を上げることが非常に困難です。
行動の源泉には、感情があり、感情が人を突き動かし、感情が成果を生むためです。
感情知能【非認知能力】の向上の必要性
そのうち、大学卒が73.7%と最も多く、大学院卒の5.9%と合わせると約8割に達しており、高学歴であることが年間1億円以上の報酬を得るための近道であることが窺えます。
その内訳、出身大学ランキングでは、超一流校である東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、京都大学の上位4校で、年間1億円以上の報酬を得た人間の3割以上を占めている結果となっています。
また、Six Secondsの調査結果より、特にEQスコアが高い人は、低い人よりも年収が平均で約319万円高い調査結果がでています。
そして、EQスコアが1点上がるごとに、$1,300年収(約14万円)が上がる事が明らかにされています。
就職時においても多くの影響があり、日本企業における人材採用時に最も重視する要素として、16年連続で「コミュニケーション能力」が第1位となっています。
これは、多くの企業が「学生のコミュニケーション能力の低さ」を問題視しており、コミュニケーション能力の向上は、今や日本社会全体の課題となっているともいえます。
EQが高いとキャリアも健康も恵まれる
キャリアに恵まれる理由
研究の結果では、EQは卓抜した業績をあげる人間に不可欠の要素とされ、どのような職業であっても、成功している人の58%が高いEQを備えており、「職場で仕事をしている人たち」の中で、トップの業績を上げている人たちの90%はEQが高い結果となっています。
生きていく中では、時に決断を迫られるような窮地に立たされるときがあります。
EQは、自分や他人の感情に気づき理解する能力であるので、自分の行動や人間関係をうまくコントロールができ、大きな問題がおきても、まだ解決可能な状態であれば、感情が「行動を起こす」GOサインを出し、すぐに行動に移すことが出来ます。
つまり、EQが高ければ、自分の中にあるさまざまな感情をよく理解でき、目の前の難題を上手にかわして、将来同じことで悩まないよう回避していくことが可能になるわけです。
人がどのように複雑な社会をどのように泳いでいくか、ポジティブな結果につながる決断をどのようにするかは、EQ(心の知能指数)に影響されるという事になります。
健康に恵まれる理由
人は、いろいろな感情を自分の中に溜めると、すぐに緊張やストレス・不安といった不愉快な感覚に襲われ、行き場の無い感情で心身が参ってしまいます。
しかし、EQのスキルがあると事態がエスカレートする前に対応することができ、ストレスの負担が減らせることが分かっています。
EQスキルがうまく使えない人は、自分の気分をうまくコントロールできないやり方を選択し、EQが高い人たちの2倍も、不安や気分の落ち込み、薬物乱用などを体験する可能性が高くなり、自殺を考えることもあります。
EQと病気のかかりやすさにも関連性があり、ストレス、不安、気鬱を感じると免疫システムが抑制されるので、一般的な風邪から癌に至るまであらゆる病気に対して脆弱になってしまうわけです。
EQは、辛い状況から受けるストレスの感じ方を緩やかにするので、心疾患の結果に強い影響を与えます。
EQスキルは精神的苦痛と折り合いをつける脳の力を高め、苦痛から回復する力が強い免疫システムを維持できるからこそ、病気からも身を守ることができるのです。
まとめ
日本人は、現代社会において、著しいコミュニケーション能力など【非認知能力】の低さが、日本の経済発展や世界をリードする力が発揮できない要因であると言えます。
人がどのように複雑な社会をどのように泳ぎ、ポジティブな結果につながる決断をどのようにするかは、EQ(心の知能指数)に影響されることが分かっています。
であれば、将来を担う子どもが、素晴らしいキャリアや健康な肉体を手に入れられるように、親として、EQの向上をサポートすることが、最善の教育と言えますよね。
親として、EQ能力が向上するように、成長を促していきたいと思います。
では。