ロジカルなこと大好き、2児の父コッキーです!
今回は、子供の教育・ご自身の勉強効率アップの手法として、「メンタリストDaiGo」著、「超効率勉強法」について要約していきたいと思います。
「メンタリストDaiGo」さんて、ありがたい存在ですよね。
普通だったら、様々な文献を読んで、自分で身につけていくものを、彼が学習したことを論理的に解説し、有効活用できるようにしてくれた「書籍」が数多くあります。
「メンタリストDaiGo」さんは様々な文献を読み、感覚的ではなく、科学的に証明されていることを論理的(ロジカル)に書籍化してくれています。
子供を持つ親として、間違った勉強法をせず、効率的に学んでいって欲しいと思い読んだ「超効率勉強法」解説スタートです !
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「超効率勉強法」を読んで思ったこと
この本を読んで思ったことは、
学生の頃から、いかに自分が気休めの勉強ばかりしていて「非効率」だったかということ。
受験生を持つ親や、成績の上がらない子供に対して、また自分自身へ勉強の正しいテクニックを教えてくれます。
勉強に対する疑問 として、
いざ勉強をしてみようとすると、どうやったら覚えられるのか?
・・・と疑問を持つかと思います。
もっと効率的に覚えられたら・・・
僕はバカなんじゃないか・・・
頭が良くなりたい・・・
そういった疑問や心配をすべてふき飛ばしてくれます。
「超効率勉強法」要約
さて、DaiGoさんの「超効率勉強法」の内容をまとめ(要約)です。
冒頭で、現在の学校教育現場で行われている教え方は、9割が間違っているということを指摘されています(;゚Д゚)
「学校の先生」は教えるプロですが、学びのプロではないため、どうやったら効率的に学べるかを考えていないということ。
本書では、科学的に良いと証明されていることを集めた、学校の先生は「教えてくれない」いや「教えられない」勉強法が詰まっています。
章の構成
第1・2章は化学的に効率的な勉強の仕方が解説
第3・4章は、勉強前・勉強後の脳刺激・休め方の解説
第5章は、勉強効率を高める習慣 の解説
第6章は、どうやったら元の頭が良くなるかの解説
非常に読みやすく、使いやすい内容となっています。
第1章 やってはいけない7つの勉強法
第1章では,間違った勉強法からの脱却を目指し、科学的に効率が悪い7つの勉強の事例が示されています。
科学的に効率が悪い7つの勉強法
1,ハイライト、またはアンダーライン
2,語呂合わせ
3,テキストの要約
4,テキストの再読
5,集中学習
6,自分の学習スタイルに合わせる
7,忘れる前に復習する
それぞれの事例を説明していきます。
1,ハイライト、またはアンダーライン
心理学者の多くは、ハイライトやアンダーラインを「ただの気休め」と呼び、覚えるためには全く使えないといいます。
ポイントは、「覚える」ためにはです。集中させるという用途にはいい方法ですよね。
「覚える」ためにならない理由は、ハイライトだけで脳が満足してしまうということ。
もともと、そんなにハイライトは使ってませんでしたが、悪影響がある事が知れてよかったです。
悪影響を知りながら活用するのはありかと思います。
2,語呂合わせ
化学の元素記号を覚える「水平リーベ僕の船・・・」といった語呂合わせは、完璧に忘れることは難しいです。記憶術としては大きなメリットがあります。
しかし、活用可能な形で身にるける観点からは、ほとんど役に立たないということ。
化学の周期表は、「リチウムにはこのような族が近くて価電子の数は・・・」といった元素同士の関わりを示したものです。
語呂合わせでは、「元素の順番」以外のものが抜け落ちてしまうので、深い理解につながらず最後には使えない(=役に立たない)記憶になってしまうということ。
そして、現在の試験の傾向は、単なる知識(暗記)の有無だけを問う試験は減りつつあります。
3,テキストの要約
テキストの要約という行為には難易度が高いという問題点があります。
なんの知識・考えを持たず要約に望むことは、脳にいたずらに負荷を与え、効率的な勉強をするうえで、要約は成功率が低く、大きなエネルギーロスを引き起こす勉強法です。
しかし要約は、ちょっとしたコツを満たせば有効な勉強法となります。
2章でその方法が解説されています。
想起→再言語化ですね。
4,テキストの再読
何もしないよりはましだが、かけた時間に見合うだけの成果は得られない。
効率が悪い理由は、勉強法としては受け身だからということ。
人間の脳は興味をもてないような情報は、うまく取り込めないようにつくられています。
内容が全く入らないのを防ぐには、目の前のテキストに対して、つねに疑問を持ち続ける必要があるということです。
5,集中学習
集中して知識を詰め込んでも定着率は低く、1週間もすれば大半の情報を忘れ去ってしまう事実が多数のデータから明らかになっている。
使える知識を身につけるためには適度な休憩が必要。
集中モードだけで勉強を続けては、応用問題への対応力が身につかないということが最近の研究でわかってきています。
6,自分の学習スタイルに合わせる
数多くの実験データ検証で、自分が好きなスタイルで勉強をしてみても成績は向上しなかった。
優秀な学生は、たった一つの原理に基づいて学習していた。
2章でその方法が解説されています。
答えは「アクティブラーニング」です。
7,忘れる前に復習する
1回の勉強で情報が頭に入るはずはなく、飽きるほど復習を繰り返さないと、使える知識は脳に刻み込まれません。
いまだ多くの人が勘違いしているのが、復習のタイミングです。
ベストな復習のタイミングは、忘れないうちに復習するのではなく、忘れた頃に復習するのが正解になります。
思い出す作業が脳に刺激を与え、記憶の定着に結びついていくということ。
そして、超効率勉強法の重要なポイントを押さえれば、「いくら勉強しても成果がでないのは、自分の頭が悪いからだ」と悩む必要も無くなります。
2章 超効率勉強法の基本
使える勉強法に共通するポイントはアクティブラーニングです。
勉強をアクティブラーニング化する2つのポイントは、
2つのポイント
①想起 → 思い出すこと
②再現語化 → 自分の言葉に置き換えること
それぞれの特徴を整理していきます。
想起テク1:クイズ化
●頭の中で記憶をミニテスト化
単語カード、テキスト暗唱、模擬テスト、問題集。これらのテクニックはクイズ化の代表例です。「意識して情報を思い出す」要素が含まれていれば、それはすべてクイズ化になります。
心理学の世界では「検索練習」とも呼ばれる手法で、単なるテキストの再読と比べて、およそ50~70%も記憶の定着率が上がることがわかっています。
・本当に学習の成果を上げたいなら、テストは毎日のように行うべき。
・1 本を読んだら、しばらく放っておく
2 内容の記憶が薄れたところで、何も見ずに要約する
3 要約した内容が正しいかどうかを本と照らし合わせて確認する
◉覚えたいものをテスト・クイズ化して問題を作る。音読すれば、より脳が刺激されて記憶が定着しやすくなる。
想起テク2:分散学習
脳は、いったん頭に入れた情報を忘れないと、使える知識が身につきません。物事を学ぶこととは、すなわち忘れることでもあるのです。
●ベストな復習のタイミングとは?
・研究者ビュートル・ウォズアニアックのインターバル復習
記憶した情報の量が90%まで減ったタイミングで復習を行うように設定されています。
復習のタイミング
1,最初の復習は1〜2日後に行う
2,2回目の復習は7日後に行う
3,3回目の復習は16日後に行う
4,4回目の復習は35日後に行う
5,5回目の復習は62日後に行う
長期的に勉強するには、上記がベストですが、もう少し期間を縮めたインターバルも紹介しています。
・インターピーリングで分散学習の効果をブーストする
インターピーリングは、「はさみこむ」「交互に配置する」といった意味を持つ単語で、1回の練習(勉強)時間の間に複数のスキルを交互に練習する手法になります。
これを行うことで、練習(勉強)の効果が高まります。
想起テク3:チャンク化
情報は「意味のあるかたまり=チャンク」で頭に入れる。
チャンク化に慣れると直感力も身につけられる。
再言語化テク1:自己解説
勉強で学んだ内容について、自問自答を繰り返しつつ理解を深めていく。
メタ認知リーディングで理解する。攻めの勉強をする。
●メタ認知リーディング
メタ認知は「思考についての思考」のことで、自分の考えや判断を客観的に判断するときに使う能力になります。
メタ認知の4つのステップ
①プレリーディング
本を一冊選んだら、目次チャプター、セクションの見出し、イラスト、グラフをチェックして、どんな事が書かれているかをざっくりと掴む。
②速読
熟読せずに一旦最後まで読み通す
重要そうに思えた箇所にチェックを入れる。チェックを入れた箇所にはなぜ自分が重要だと感じたのかをメモしておく。
知らない単語をピックアップして余白に意味を書き込んでおく
③再読
「自分は何がわからないのか?」を明確にして理解度を深めていく。
「そえゆえに」「つまり」「したがって」・・・結論を探す
「なぜなら」「のように」「なので」・・・前提を探す
④再読読
「自分の言葉で友人に本の結論を説明できるレベル」を目指す。
再現語化テク2:ティーチング・テクニック
勉強した内容は「人に教えるつもり」で覚えることが効果的。
子どもでもわかるように説明すると自分の理解力も上昇する。
再現語化テク3:イメージング
イメージの力を使うと頭脳の働きは活性化する。
主語を自分に置き換えて「自分の物語」として勉強しよう。
ここまでが2章のアクティブラーニングのまとめになります。
3章以降の項目と解説内容
3章 「勉強前」の7つのテクニック
・集中力ややる気を出すテクニックが解説
4章 「勉強後」5つのテクニック
・脳の休め方、記憶の定着のテクニックの解説
5章 勉強の効果を更に高める7つの学習週間
・科学的実証から、更なる効果を出すためのテクニックが解説
6章 地頭を良くする科学的トレーニング
・どうやったらもと元の頭が良くなるかが解説
以上、とても読み応えがある内容となっています。
3章からは、勉強前後のあり方になりますので、今回は割愛いたします。
内容が気になった方は、購入をオススメいたします。
ただ、1・2章メインの解説となってしまったので、次回追加で解説してみたいと思います。
・・・えっ求めてない・・・って!?
じゃあ勝手に解説しちゃいます!!
ここからは、口コミです。
口コミ
「この本を読んだ後で勉強をしたら、速くスムーズに問題が解けるようになりました」(小学生)
「来年の大学受験に向け勉強法を見直そうと購入。成績が伸びず、勉強しても頭に定着しない負のスパイラルに陥っていましたが、この本のおかげで脱出できそう」(高校生)
「初めて読んだ時は本当かな?と疑ったけれど、少しずつ実践してみたら成績も上がりました!」(中学生)
「今まで実践した勉強法が、いかに効率的でなかったかを思い知らされました。子どもたちにも紹介します」(教師)
〇その他ネガティブな意見
・当たり前のことばかり書いてる。
Best Seller1だったので疑問に思いながら買った自分が悪い。
後ほどBest Seller ランキングで決意判断しないように
・論文のまとめを淡々と書いているだけで、本人の考えは特になし。
その方法が実際に続けられるかという視点での考察もなく、心理実験の結果を書いているだけ。
また、同じパターンの書き方が淡々と続くだけなので読んでいて面白くない。文章が面白くない
この本を買うなら「Learn Better」を読むのがいいと思う
といった口コミがありました。
全般的に共感と感謝のコメントが多く、「当たり前のことばかり書いている」といった口コミもありますが、僕個人としてオススメします。
まとめ
実際に本書を手に取って読んでから、想像以上に我が子の「子育て」に活用させていただいております。
・例えば、テレビゲームは脳に良い
・上手に取り入れれば、気分転換以上の効果が得られる。
・楽器の習得はワーキングメモリに効果がある
・運動
などです。
テレビゲームについては、「諸刃の剣」中毒性の悪影響にも触れていますので、上手に取り入れることが必要ですね。
また、自分自身への効果として、
説明会を行う際にも、パワーポイント資料の読み原稿を用意しないでも説明できるようになってきました。
やはり、読み原稿よりも自分の言葉で伝えられることで説得力が増しますよね。
あっでも、こいつ読んでるなーって思わせないで説明するのも得意です( ´艸`)
様々な事は、後世に科学的に否定されることが多いです。
せっかく、科学的に脳にしみこませる有効な手法が示されているのだから、活用しない手はないです。
文末には科学的根拠となる、海外の参考文献がズラーーーーーーーーと記載されています。
これは、普通出来ない作業です。さすがDaiGoさんお疲れ様!そしてありがとうございます!!
是非、本書を読んで、「子供の教育」や「ご自身の学習」に活用していただきたいと思います。
では。