こんにちは。
僕は副業として、太陽光発電所を所有するサラリーマンです。
今回は、これまでの経験から、太陽光発電投資市場が閉まる直前である、2020年太陽光発電投資の取り組み方をまとめていきたいと思います。
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太陽光発電投資とは
太陽光発電投資は、日本において太陽光発電が普及していない現状を受け、2012年に太陽光で発電した電気を固定価格で買い取る法制度が施行されたことから始まっています。
固定価格買取制度
この、固定価格で買い取る制度を利用して、個人や法人が太陽光発電所を設置して売電できるようになりました。
当然、利益がでる事業でなければ、投資家を刺激せず太陽光発電の普及が進まないため、高単価、そして20年間変わらない価格での買い取る制度として始まりました。
買い取りが高単価であり、投資家が利益が出る価格で、20年もの間、電気を買ってもらえるということが「一番のポイント」です。
安定した収益により20年間の収支計画が立てやすく、小規模な太陽光発電所投資は、サラリーマンのお小遣い稼ぎや副業として爆発的に広がって行きました。
当初は平均利回り10〜14%程度で太陽光発電所を所有することが可能で、年間50万円以上の利益を簡単にあげることができました。
最近は、利回りが7〜11%程度とかなり落ちていて、電気の買い取り単価が下がったことから、10%以上の物件を探さないと利益を出しにくなってきています。
僕自身は、平成28年から投資を続けてきた結果、6基の太陽光発電所の所有にめどが立ち、一般のサラリーマンですが、20年間で2億4,000万円の収益で9,000万円の利益を見込んでいます。
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太陽光設備の耐用年数
太陽光発電投資は20年間の長期の投資ですので、太陽光発電設備の耐用年数などが気になる所です。
耐用年数は財務省の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に定められていて、太陽光パネルは17年となっています。
これを法定耐用年数といいますが、17年で壊れるという意味ではありません。
法定耐用年数はあくまでも課税上の考え方で、17年経つと太陽光発電設備の課税上の価値は無くなり、税金がかからなくなります(土地は別)。
一般的に太陽光パネルの寿命は20~30年といわれていますが、これはメーカーが保険を掛けた数字で、実際には多くの発電所で30年以上発電を続けています。
実例としては、
- 京セラ佐倉ソーラーエネルギーセンター(千葉県)
千葉県佐倉市にある「佐倉ソーラーセンター」は、1984年に稼働を開始し稼働年数は実に35年以上にもなります。
30年経過した後も、出力低下率はわずか13%であることが、京セラのWEBサイトに実績として紹介されています。
- シャープ 壷阪寺(奈良県)
2020年で設置から37年目をむかえる壷阪寺の太陽光発電システムは、2011年に行った試験において、設置時とほぼ変わらない発電データを計測しています。
そういった実績があるので、安心して取り組むことが可能です
太陽光設備メンテナンスの重要性
太陽光発電設備は、2017年に再生可能エネルギー特別措置法が改正され、設備の保守・点検と発電量の維持に努めることが義務化されています。
太陽光発電設備は、耐久性が高いとは言え劣化は進みます。
投資として考えるならメンテナンスは必須で、劣化を遅らせる、あるいは被害を小さく食い止めるなど、予防保全的に設備を守っていくのが、点検による異常の早期発見とメンテナンスになります。
自分でもできますので、ぜひ取り組みましょう!
メンテナンスには、太陽光発電のメンテナンスサービスを行っているom’s(オムズ)が、参考となるメンテナンスガイドブックを、今だけ「無料」(通常3,300円)で配布していますので、取得することをおすすめいたします。
メンテナンスブックで太陽光発電の用語も覚えられますし、点検時チェックシートなどもあって助かります。
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メンテナンスは当然、発電量低下を抑えるために行いますが、パワーコンディショナーや分電盤など電子機器関係の設備メンテナンスは業者に頼るしかないかもしれませんが(資格を取られる方もいます)、太陽光パネルは個人でも比較的容易に保守・点検が可能です。
簡単にできて重要なのが目視確認で、ガラス面の変色や汚れだけでなく、架台の腐食やネジの緩みがないかなどについても点検項目に従って点検しましょう。
ただ、遠い場所に発電所をお持ちの方も結構いるかと思います。
その場合発電所の様子を見に行こうと思ってもなかなか難しく、最も効率的なのが遠隔監視という手段です。
遠隔監視は、太陽光パネルだけでなく周辺機器の異常も感知してくれますし、様々な問題の解決に役立ちます。
実際に僕の場合は、保険会社との交渉や東電との問題が発生した時にも役立っています。
こちらの写真は、遠隔監視での発電量と大きく乖離のあった東電からの通知です・・・
遠隔でも確認してるし、53kwの太陽光発電所で124kwhの発電なんてありえません。
管理会社も入れているのでメーターを確認したのですが、先月と比べて東電のメーター実績でしっかり8,000kwh発電していました。
東京電力のカスタマーセンターと色々とありましたが、そう行った問題も遠隔監視があれば解決の一助になります。
太陽光発電投資のこれまでと今後
太陽光発電投資の利益の出しやすやについて説明していきましたが、それも2019年までとなってしまいました。
それは、2019年に固定価格買取制度の大規模な見直しが行われ、低圧太陽光発電所について、全量売電での固定価格買取の認定が終了してしまったことが要因です。
今までは、自分で土地を取得し固定価格の認定を受けることで、太陽光発電の物件サイトよりも安く施行される方も多々いらっしゃいましたが、
2020年以降は新規の認定はできなくなった事により、市場に出回る全量売電が可能な物件を手に入れるためには、太陽光発電の物件サイトに掲載のものだけになってしまいました。
では、どのように取り組んだらいいか?
ここからは、太陽光発電の物件サイトについてご紹介していきます。
太陽光発電所を手に入れる方法
太陽光発電所を手に入れるポイントは3つほど
太陽光発電投資のポイント
- 太陽光発電物件サイトでFIT認定済み案件を購入する
- 中古太陽光発電所を中古物件サイトをで購入
- お金の借方
上記を 一つ一つ解説していきます。
太陽光発電物件サイトでFIT認定済み案件を購入
FIT認定済み案件を購入するためにメジャーな太陽光発電物件サイトは、
以上の3つになります。
個別のサイトで探すのは倒産の可能性もありますので、リスクがあります。
安全・安心に太陽光発電所を購入するなら、審査を受けて合格した企業だけが掲載される、分譲太陽光発電所の物件サイトで購入するのがベストです。
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メガ発
メガ発は、登録者数15,000人で「太陽光発電の基礎知識eBook」が無料でダウンロードできるおすすめの物件サイトです。
昨年は、メガ発主催の太陽光発電所の商談会に参加させていただきました。
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タイナビ
登録者数18,000人以上のタイナビも老舗でオススメです。
僕もセミナーに参加してきました!
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初めて太陽光発電所を購入するなら、上記3サイトに問い合わせ・購入しましよう。
一度購入・または問い合わせをすると、人間関係ができて、サイトに掲載していない物件を紹介してくれることもあります。
一度買えなかったからと言って諦めず、何度もトライしてください。
僕も、何回もスピード勝負で負けましたから・・・
中古太陽光発電所を中古物件サイトをで購入する
最近は、新設の太陽光発電所は極端に利回りが低くなってきました。
市場が閉まるのが近いのも要因かと思います。
そのような中、発電実績があり・利回りも高く、購入してすぐに収益が上げられる中古太陽光発電所もおすすめです。
なかなか、皆さん太陽光発電所を手放さないため、市場に出回っているものは少ないのですが、概ね10〜14%の利回りが得られます。
太陽光発電中古物件サイトは、だいたい以下の6サイトになります。
太陽光発電中古物件サイト物件掲載数まとめ
- ソルセル:5件
- メガ発:15件
- タイナビ:11件
- Rナビ:9件
- セカンドソーラー:4件
- クラベール:24件
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新設の太陽光発電所が購入できなかった場合は、中古の太陽光発電所を狙っていくのもおすすめです。
お金の借り方
さて、せっかく太陽光発電所を購入したいと思っても、お金の問題で一歩先に進むことができず、そこで諦めてしまう方も多いかと思います。
現在の過積載低圧案件は、単価18円のものは安くても2,000万円近くの大金が必要です。
親戚や親など肉親からお金を借りられるのであれば問題ありませんが、2,000万円近くのお金を簡単に貸してもらえるとは考えにくいです。
そうなると選択肢は・・・
太陽光発電所に関する資金はどこから借りることができるかを整理していきます。
太陽光発電にかかる融資
太陽光発電事業に関する融資は、信販ローン、日本政策金融公庫、銀行から借りる方法があります。
信販ローン
信販ローンについては、オリコ・アプラス・イオン・ジャックスなどがあります。
太陽光発電の販売事業者が提携している必要がありますが、借りやすく、金利も2%~2.5%程度で借り入れることが可能です。
信販ローンにおいても、サラリーマンの属性によって借りられる上限が決まってきますが、経験上アプラスは、既存の契約も含めて、3基6,000万位が概ねのリミットと感じています。
イオン・ジャックスなどは、1基までなら意外とすんなり借りられる感じです。
僕の場合は、アプラス1基、イオン1基、ジャックス1基契約しています。
日本政策金融公庫
公庫については、信販ローンで融資を通して物件を抑えたあと相談に行くのがオススメかと思います。
ただ、竣工が近いものは無理ですが・・・
日本政策金融公庫のメリットは、テクニックを活用することで特別金利の適用を受け、0%台の金利獲得も可能です。
ちなみに僕の場合は、1.65%で2基と1.13%の金利で借りることができました。
1.65%の金利は、担保として太陽光発電設備と土地を入れた適用金利で、特別利率の適用を受けていません。
1.13%は、奥様が代表社員なので、女性の創業融資で特別利率の適用を受けています。
一番お得なのは、「経営力向上計画」を作成することですね。
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ただ、詳細な事業計画書・返済計画書が必要となり、手続きはホント面倒で嫌になります。
そのかわり、借りられたらラッキーという安い金利で借りることも可能ですので、チャレンジする価値ありです。
銀行
銀行は「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」などさまざまな種類がありますが、地方銀行や信用金庫が親身になって貸してくれる可能性が高いです。
実際に、2つの地方銀行に相談に行った時は、あまりいい反応はありませんでした。
地域密着型の信用金庫であれば、出資金の出資額や属性・担保によって変わってきますが、金利は公的融資よりは高いですが、2%にいかない額で借りることも可能かと思います。
残念なのは、融資エリアが狭いということですね。
公庫ほどではないものの、審査も手続きに有する時間も多少かかりますので、スケジュールや時間には余裕を持つ必要があります。
まとめ
太陽光発電投資は、今ある投資の中では安定性が高く、比較的容易ひ利益をあげることが可能です。
その太陽光発電所も、残念ながら手に入れられるチャンスが少なくなってきました。
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手持ち資金が無くても、信販ローンであれば取り組むことが可能です。
良質な物件であれば、多少金利が高くてもとにかく物件を手に入れることが大切です。
「太陽光発電」のように安定的に収益をあげられる投資はそうありません。
チャンスを逃さず、ぜひ太陽光発電投資に取り組むことをおすすめいたします。
では。