太陽光発電始めたいのですが、保険とメンテナンスって入んなくても大丈夫でしょうかか?できれば経費を削減したいので教えてください!!
個人の事業だから自由なんだけど、家族を守る・20年間の持続性を考えるとマストですね。
太陽光発電の保険とメンテナンスの重要性・必要性について整理していきます。
- 太陽光発電の破損・故障リスク
- 太陽光発電設備のトラブル事例
- メンテナンスの必要性
- トラブル発生によるリスク
- 保険加入のおすすめ会社
- 20年間の持続可能性を高めよう
太陽光発電設備は、手間がかからずメンテナンスもそれほど必要ないと考えられがちですが、保険やメンテナンスは重要です。
保険やメンテナンスを薦める理由は、太陽光発電も、実際には破損や故障被害も多くありますし、『20年間の持続性を考える上では絶対に必要なもの』だからです。
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太陽光発電の破損・故障リスク
太陽光発電設備がトラブルに遭遇するリスクは、購入時にある程度は低減できます。
例えば、河川が近く浸水想定区域であるとか、土砂崩れの可能性があるとかをチェックするだけでリスクを減らすことは可能です。
ただ、ある程度減らしたからといって、破損や故障のリスクが無くなるわけではないので注意が必要です。
破損や故障のリスクを考えると、
太陽光発電の想定されるリスク
- 突風による破損
- 飛来物による破損
- 不法侵入によ破損・盗難
- 流水・浸水・土砂災害
- 倒木による破損
- 動物による破損
- 雑草による突き破り
- 汚れ放置による発火
- パワコンの電気的トラブルによる発火
- 雷による破損
- 塩害による破損
などになります。
仮に保険に入っていない状態でトラブルに見舞われてしまうと、利回り10%程度の20年間の発電事業において一気に利回りが低下し、自己資金が無ければ破産なんて事になりかねません。
20年間の事業を順風満帆に生きていくためにも、損害保険の加入は必須です。
ただ、世の中の状況をみると、意外としっかりとした保険に入られていない事に驚きます。
〇太陽光発電所所有者の保険加入状況
↓ ↓
低圧で火災保険加入率が6割です。
そして、利益保険や第三者被害の保険加入については、10%まで下がります。
ホントにこんな加入状況で大丈夫なの!?
実際のアンケート結果からトラブル事例を見て行きます。
太陽光発電設備のトラブル事例
太陽光発電において、低圧であれば約50%の方が、高圧であれば60%程度の方がトラブルに見舞われています。
その内容を見ていくと、
太陽光発電トラブル内容
- パワコンの故障 40%
- 落雷システム故障 35%
- パネルガラス割れ 30%
- 初期不良 10%
- パネルホットスポット発生 10%
- 架台の破損 10%
- 台風による損壊 3%
- 獣害3%
- その他:ネジのゆるみなど
などになります。
太陽光発電設備のトラブルのほどんどは、機械設備であるパワコンのトラブルが多いです。
ただ、太陽光パネルは単純な仕組みなのでそもそもの故障は起きにくいですが、飛来物によるパネルのガラス割れなどがあり、トラブルがあった方の30%を占めています。
つまり確率を計算すると、事故の確率0.5×0.3=0.15となります。
なので、100人が太陽光発電所をもつと、15人の方がパネル破損の経験があるという計算になります。
実際に僕は破損したことがありませんが、他の方のブログを見ても、パネルのガラス面が割れた事故は良く見かけます。
保険・・・入った方がいいとおもいませんか!?
次にメンテナンスについて整理していきます。
広大な土地に、管理者がいなければどうなるか!?
太陽光発電の管理の悩みで最多は、雑草対策です。
メンテナンスの必要性
低圧太陽光発電については、いまだにメンテナンスフリーと思われて取り組まれる方も多いようです。
メンテナンスを行わないと、太陽光発電が草木に覆われ、発電量の低下だけならまだしも、突き破りによる破損や発火なども考え慣れます。
太陽光発電の天敵は、雑草との闘いともいわれています。
雑草を放置すれば、発電量の低下や火災の可能性が高まりますし、近隣の住人も迷惑です。
また、ボルトナットのゆるみやホットスポットの点検などを行っておかないと、ボルトが緩んでいれば台風で吹き飛びやすくなるし、火災などの大惨事につながる可能性が高まります。
そんな状況を防ぐべく、異常を感知するための①遠隔監視の設置や②緊急駆けつけ等のメンテナンスサービスは、施設の安全を守るためにも重要です。
太陽光発電の破損・故障リスク
①おすすめ遠隔
遠隔監視のおすすめなら、ソーラーモニターがおすすめです。
理由はタイゴ・エコめがね・フュージョンソーラーなどを利用してみて、サイトのデザイン性や機能面で優れているのを実感したからです。
②おすすめO&M
②おすすめO&M
O&M(オペレーション&メンテナンス)のおすすめは、オムズになります。
理由は、保険込み・緊急駆けつけ・故障工事費無料という事です。
また、自主管理を選択する方にとっても役に立つ、メンテナンスガイドブックも無料でいただく事ができます。
↓ ↓
そのほか、現場点検を重視したい方は、デベロップもおすすめです。
メンテナンスは、O&Mと緊急駆けつけだけで良いと考える方もいるかもしれませんが、草刈りが別途だったりと課題があります。
そういったことから、防草シートなどがある場合はオムズの契約も良いですが、草刈り込みで考えるならおすすめです。
理由は、毎月現場点検を行いしっかりとした報告書提出してくれる。また、草刈り込み
であるにも係わらず、月額が9,800円程度と安いことです。
次に、トラブル発生の際のリスクを整理していきます。
トラブル発生によるリスク
太陽光発電設備がトラブルにあった場合、売電収入が減り、また、補修費用がかかってくるというリスクがあります。
仮に、自然災害保険しか加入していないと、保険でシステムは補償されたとしても、パネルの輸入や修理に時間を要し、3ケ月ほど待たされる事も考えられます。
そうした場合、月20万円程度の収入減となり、ローンで取り組まれている方は、自己資金で負担しなければなりません。
非常に苦しい状況となります。
なので、持続可能性をかんがえるならば、損害保険と売電補償は必須といえます。
また、災害時にパネルが飛び人をケガさせる場合も想定されます。
飛来物の施設破損については、お互いさまという考え方はあるかもしれませんが、人命にかかわる事は別です。
つまり、保険に入るならしっかりと加入し、損害保険+利益補償+賠償責任保険を加入されることが必要ですね。
しっかりとした保険に加入していることで、損せず補償を受けられました。
自然災害体験談
↓ ↓
保険加入のおすすめ会社
ここでは保険加入のおすすめについて整理していきます。
損害保険は、損保ジャパンや三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保などありますが、会社の特徴によりお金の支払いが悪かったりと色々とあります。
ここからは、実体験に基づく、まったくの個人的見解ですが、損保ジャパンや東京海上日動が価格や対応などの面でおすすめ出来ると考えています。
〇保険会社のおすすめ理由
①代理店を生命保険と同じに出来る
東京海上日動の代理店は、明治安田生命です。
また、損保ジャパンの代理店は、第一生命です。
もし、普段から懇意にされている外交員の方がいらっしゃるならば、その方にお願いすることで、問い合わせの手間も減りますし、保険対応もある程度サポートしてくれるので助かります。
補足:あいおいの代理店はニッセイですが、あまりおすすめできません。理由は、高いの一言につきます。
②長期契約のすすめ
新聞報道でもあるとおり、昨今の自然災害の多発により、火災保険や損害保険は年々上がっていきます。
そのため、今から加入される方は、価格も割り引かれることから、出来るだけ長期で入る事をおすすめいたします。
長期で入ることは、長期間保険の内容を変えられない事です。
加入の際には、しっかりと補償内容を考え、多すぎず・少なすぎずちょうど良い価格を考えていくことが重要です。
私の場合は、すべて5年契約で、施設補償額を当初購入時価格の6割程度で加入しています。
20年間の持続可能性を高めよう
太陽光発電投資は、20年間の長期投資です。
それが、不具合連発や損害ばかりが発生する太陽光発電所では、利益を生み出すどころが不良債権でしかありません。
そういった事を防ぎ、安心して事業を行って行くためには、保険と定期的なメンテナンスは重要です。
そのためには、良く保険やメンテナンスの事を知る必要がありますが、初心者の方が調べるには、相当時間がかかりますので経験談から整理してみました。
あなたの太陽光発電所の持続可能性はありますか!?
20年間の長期投資ですので、しっかりとした保険とメンテナンス契約を行い、安定性を高め、きっちり収益を確保していきましょう!!
もし、保険でお困りの場合はご相談ください。
東京海上日動のご担当者様をご紹介いたします。
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太陽光発電をご検討されている方は、太陽光発電の物件サイトから購入することができます。
では。