どうも、コッキーです。
ブロックチェーン技術を利用した、建物とEVの電力融通の統一規格化が進められています。
これからの時代、お得感が高い、戸建て屋根に太陽光発電+EVといった家庭が一般的になっていきそうです。
〇現在の太陽光発電とEVを使った仕組みはこちら
↓ ↓
★あわせて読みたい
-
ホンダなど100社、EVの電気を建物と融通しやすく
-
「ホンダなど100社、EVの電気を建物と融通しやすく」に対する考察
- EVの電源インフラ化まとめ

スポンサードリンク
ホンダなど100社、EVの電気を建物と融通しやすく
‐日経新聞引用‐
ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)、米IBMなど約100の企業・組織が加盟する国際団体は、電気自動車(EV)と建物などで電気を円滑に融通できる仕組みを整える。
データの改ざんが難しいブロックチェーン(分散型台帳)の技術を活用し世界標準となる規格に育てる。普及が進むEVを電源インフラとして使い効率的なエネルギー利用につなげる。
ホンダなどが参画する団体「モビリティ・オープン・ブロックチェーン・イニシアチブ(モビ)」がこのほど、車に関するブロックチェーンの統一規格をまとめた。
モビには独BMWや日立製作所、米電力・ガス大手のPG&Eなど、幅広い業界の大手企業や組織が参加している。
今後、この規格に基づき欧米で実証実験を始める。EVから建物などがつながる送電網に電気を供給し、データをブロックチェーンで管理する実験を複数社で行う。
例えば、太陽光発電などの再生可能エネルギーを主力の電源とする施設で、天気の変化により電気の供給が足りなくなりそうな場合に、駐車場に停車しているEVから施設へと電気を補填することなどを想定する。
EVの所有者には、供給した電気の対価を支払うといったスキームなどが検討されている。
こうした使い方には、ブロックチェーンによる正確な記録で、電気の安定供給に貢献したEVの所有者を特定する必要がある。
そのためモビはいつ、どの程度の量の電気がEVを経由して供給されたかのデータをブロックチェーンで管理する手法の統一規格を作った。

英調査会社のIHSマークイットによると、2030年の電気自動車の生産台数は約1600万台と、19年の9倍近くにまで増える見通しだ。
自動車市場に占める割合は約15%以上となると見込まれている。
EVは近年、移動手段としてだけでなく、蓄電池を使って電力を供給する用途が注目され、電力取引ビジネスでの活用も見込まれている。
これまでもトヨタ自動車や日産自動車は台風などで停電した地域にEVなどの電動車を向かわせ、車から施設に給電する取り組みなどを実施してきた。
ホンダは電力需要が少ない時間帯にEVを充電し、需要が高まる時にEVから建物などに電気を送る実証実験も英国で実施している。
家庭では所有するEVを使うため対価を考える必要もなく、こうしたやり取りはしやすい。将来は、夕方に太陽光発電が減るタイミングでEVから地域の送電網に電気を送って需給を調整するといった手法が可能になるとの見方もある。
電動車を使った次世代電力網(スマートグリッド)のデータ管理では、トヨタも実証実験などを実施してきた。同社はブロックチェーン関連事業を進めるグループ横断組織として「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」を19年に設立している。
ただ、現状では各社がバラバラに開発しており、異なるシステム間でデータの連携などがうまくいかない懸念もある。
パソコンやスマートフォンの基本ソフト(OS)の規格争いなど、次世代技術が定着する際には、国際標準づくりに関わる企業がその後のビジネスで有利になるケースが多いとされる。
モビは車などの分野でブロックチェーンの活用を進める目的で18年に設立された。
今回の規格を世界標準に育てることで主導権を握るとともに、電力網を支えるインフラとしてEVを定着させ、普及を拡大することを目指している。
「ホンダなど100社、EVの電気を建物と融通しやすく」に対する考察
仮想通貨バブルで注目されたブロックチェーン(分散型台帳)技術。
ようやく、その技術が有効に生かされる時代がやってきそうです。
これにより、ブロックチェーンの評価が高まり・・・仮想通貨が・・・
・・・と、仮想通貨の価格が上がるかどうかは分かりませんが、P2Pの電力融通が広まり、太陽光発電所有者は、電気を欲しい人に対して適切な値段で売りやすくなります。
太陽光発電事業者にとっても、ポジティブな話ですね。
EVの電源インフラ化まとめ
EV(リーフ)の蓄電池は、現在30kwh以上あります。テスラ(モデルS)だと100kwhです。
電力融通の統一規格化が進めば、20年経過した太陽光発電所や、non‐FITの太陽光発電に中古のリーフを設置することで、VPPとしてやP2P取引で売電することが可能になります。
あと数年経てば、EVの蓄電池ももっと高規格化になるでしょうから、低圧発電所でも期待できるように・・・
低圧の最大発電は500kwh程度ですから、容量的には足りませんが、電気が余った時の退避充電設備としては使えそうです。
これから、もっともっと、再生可能エネルギーが重宝される時代がくると思っています。
まあ、いつも勝手な妄想をしていますが、そう遠くない時代には実現しそうですね。
では。