こんにちは。
低圧FIT終了後2年が経過し、すっかり売り手市場となってしまった太陽光発電投資ですが、ローンで取り組むには厳しいものの、現金を所有する人にとっては、年間利回り9%以上が確約された美味しい投資先とも言えます。
これまでは10%以上だったのは内緒の話です。。
また、3~4年前の、利回り11~12%の物件がまだまだあった時代からすると、間違いなく、今は厳しい時代と言わざるを得ません。それでも狙っていく理由は、不動産投資などを例に挙げると、空家リスクといった震える問題が発生しないからです。
今となっては物件数も少なく在庫限りとなり、サラリーマン発電投資家にとってはすっかり下火の太陽光発電投資環境ですが、それでも実際に儲かるのか?
2021年における太陽光発電投資の所感を書いていきたいと思います。
- 2021年5月時点での太陽光発電投資の状況
- 低圧太陽光発電投資の歴史
- 経費削減テクニック
- 『【 低圧FIT終了後はや2年 】まだまだ太陽光発電投資は儲かるのか?』まとめ
2021年5月時点での太陽光発電投資の状況
2021年5月時点の投資環境を把握するために、スマエネ・タイナビ・メガ発の関東案件を調査していきます。
2021年5月時点の新築物件数
メガ発:22件 平均利回り8.95%
スマエネ:23件 平均利回り9.01%
タイナビ:20件 平均利回り9.77%
(※詐欺的な発電量の物件を計算から除く)
これだけ見ると、一見タイナビが一番良いようにも見えてしまいますが、物件の質はそうでも無く、一応、詐欺まがいの表面利回りのものは抜いていますが、それでもタイナビ物件はやや盛り気味に感じています。
関連記事:【フルローンの終焉】太陽光発電利回り9%台に低下で頭金が必須の投資環境へ
関連記事:【 利回りが急激に低下する太陽光発電 】それでも、太陽光発電を狙う理由
上記関連記事作成から、数ヶ月ですが、関連記事の中でも表面利回りの計算をしていますが、明らかに1ヶ月単位で物件価格が上がっていると感じます。
希少性に拍車がかかり、もはや物件があるだけありがたい存在なのですね。
私の一番お世話になっている業者様は、来年利回り10%で250kwの高圧物件を5,000万円程度で出してくれるそうなので、楽しみにしています。
ひょっとしたら価格改定してしまうかもしれませんが・・・
低圧太陽光発電投資の歴史
ここで、少し歴史を振り返ります。
単価が下がることで、やれば必ず儲かった時代から、現金を持つ方でないと難しい時代に入って参りました。
過去の太陽光FITの歴史を振り返ると、株を買えなかった感覚と似た感情が湧いてきます。
●FIT単価の推移
年度 |
2012 |
2013 |
2014 |
2015 |
2016 |
2017 |
2018 |
2019 |
FIT単価 |
40円/kw |
36円/kw |
32円/kw |
29円/kw27円/kw |
24円/kw |
21円/kw |
18円/kw |
14円/kw |
2012年は単価40円ですよ。
利回りなんて、12〜13%なんてざらでした。
現在の環境を考えると、時間を巻き戻したいと思われますよね。
未だにFIP制度を利用した投資スキームが出てこず、早く日の目を見たいなと思っています。
経費削減テクニック
太陽光発電の物件表面利回り9.0%で儲けを出せるのか!?
実質、フルローンは無理ですし、本質的には現金で購入が安泰です。
これは、今までがおかしかっただけで、ある意味適正なこととも言えます。
人からお金借りて、そのお金が働いてくれて儲かる仕組みって歪んでますよね。
その歪みを見つけた人の勝ちなのですが、やっぱり、情報を知っている人だけ、お金がある人だけが儲かる世の中だと痛感させられます。
それでも、1,500万円ものキャッシュは無いし、少しでも人のお金で取り組みたいと思うのがサラリーマン発電投資家の本音かと思います。
そのためには、経費削減の方法を考える事が重要で、その経費削減テクニックは6つほどあります。
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金利負担軽減
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除草代
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メンテナンス代
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遠隔監視通信料
-
パワコン待機電力料
-
償却資産税
削減方法詳細は、今までブログで書いているので割愛して、表面利回り9.0%の場合計算だけしていきます。
関連記事:【 初心者でもすぐ 】太陽光発電投資で簡単に不労所得を得る完全マニュアル
さて、仮に物件価格を1,850万円(土地代100万円)で利回り9.0%とした場合の計算です。
まず、年間売電収益は166万円となります。
ここから、
- 頭金500万円固定金利2.2%(返済15年)
- 頭金500万円公庫固定金利0.95%(返済15年)
以上の2パターンで検討 していきます。
経費については、
-
保険料:4万円
-
メンテナンス料:13万円
-
電気代:1,000円(新電力変更済みの場合)
-
償却資産税:10万円と仮定(便宜上∗)
(∗実際は3年間0円(先端設備)、4年目以降16・14・12・11・10・8・7万円と年々低下)
以上を考慮していきます。
頭金を500万円入れた場合の年間返済額は106万円です。
そこから必要経費を控除すると、
166万円-106万円-27.1万円=15万円となります。
まだまだキャッシュフローとしては心もとないですね。
頭金200万円入れた場合の公庫融資の年間返済額は118万円です。
166万円-96.6万円-27.1万円=42.3万円
固定金利で年間42万円程のキャッシュフローが出れば、消費税の還付や返済留保期間を適用すれば、余裕を持って事業を行うことが可能そうです。
ということは、1,000万円の種銭を作って、それを株に半分投資し、残り半分を、安定的なインカムゲインが得られる太陽光発電投資に入れるのが、リスクと安定性折中の投資と言えそうです。
やはりバランスが重要なので、両方ってのが今の時代の戦略ですね。
『【 低圧FIT終了後はや2年 】まだまだ太陽光発電投資は儲かるのか?』まとめ
太陽光発電投資は、2021年現在、20年間安定して利回り9.0%以上の利益が出せる投資先です。
太陽光発電投資の売りは、何と言ってもその安定性。それに勝るものはありません。
仮想通貨ウェーイ!株式投資ウェーイ!!と言っても、暴落で一気にお金がなくなる人もいます。ソフトバンク然り、アルケゴス然り、ジョージソロス然り、一瞬で大きな損失を出すことがあります。
生き残れれば再生できますが、投資は再生できること・死なないことが一番大切です。
さて、なんと言っても安定性が高い太陽光発電を持っておくことで、心のゆとりを持って、少しの失敗を許容した投資ができるのです。
私も、結構失敗してますが、これから爆発するので心配はしてませんが。
儲かるの!?と聞かれると、儲かると大きな声では言えませんが、確実な資産形成の役に立つと言えます。
難しい判断ですが、自身の考えにあう選択をしていただければと思います。
では。