どうも、コッキーです。
さて、2020年に勃発する蓄電池商戦!開始の4月が近づいてまいりました。
蓄電池商戦の過去記事こちら↓
タイミング的にこの3月は、太陽光発電と蓄電池の見積りを集めて、国の補助制度と合わせた購入の検討を進める良い時期ですね。
2019年の蓄電池の補助金は、最大で60万受けられるものでした。
2020年の補助金を受けた、購入の準備を進めるため「太陽光+蓄電池」の導入イメージを整理していきたいと思います。
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戸建に太陽光発電を設置する意義
戸建住宅に太陽光を設置する大きな意義は、やっぱり電気代を削減できる事ですよね。
そんな、太陽光を設置にあたって、電気代とコストメリット、それから、災害時におけるメリットを整理していきたいと思います。
家庭(戸建て)の電力使用料金の計算
一般家庭における月々の電気代は、2人以上の世帯で1月平均430kwh使用するとされています。
これに、1kwhの単価を25円で計算を進めます。
・・・とすると、430kwh×25円=10,750円が1ケ月の電力使用量となります。
単純に12ケ月ですと、10,750円×12=129,000円ですね。
次に、戸建ての太陽光の設置費用を想定していきます。
太陽光の設置価格を算出する
エコ発電本舗のHPでは、設置に価格以下の参考価格(KW単価)が示されています。
商品 | 変換効率 | kw単価 | 出力保証 | 機器保証 |
---|---|---|---|---|
パナソニックHIT P252αPlus | 19.6% | ¥224,000 | 25年 | 15年 |
ソーラーフロンティア185w | — | ¥185,000 | 20年 | 10年 |
長州産業274w,304w | 18.5% | 非掲載 | 25年 | 15年 |
東芝265w | 21.3% | ¥245,800 | 25年 | 15年 |
シャープ256w | 19.1% | ¥310,000 | 20年 | 15年 |
Qセルズ305w | 18.3% | ¥208,000 | 25年 | 10年 |
カナディアンソーラー265w | 19.6% | ¥184,000 | 25年 | 10年 |
京セラ249w | 18.7% | 非掲載 | 20年 (有料) |
15年 (有料) |
Looop300w | 20.5% | 非掲載 | 25年 | 15年 |
サンテック300w | 20.4% | 非掲載 | 25年 | 15年 |
ジャパンソーラー275w | 20.1% | 非掲載 | 25年 | 10年 |
※エコ発電本舗参照
上記の表によると、カナディアンソーラーやソーラーフロンティアが狙い目の価格帯に見えますね。
実際の設置費用は、一括見積りサイトを利用することで、ひょっとしたらもう少し安くなるかもしれません・・・
ここでは、1kw単価を18万円として進めていきます。
戸建ての屋根の形状もありますので、4.5kw~6kwが平均かと思います。
今回は、比較的大きめの6kwで計算を進めていきたいと思います。
設備費用は、ざっくり18万円×6kw=108万円ですね。
蓄電池の設置費を算出する
2020年4月に販売が予想されている、テスラのパワーウォール(蓄電池)は、13.5kwhで工事費込みで約108万とされています。
これに補助金1/3が入るとすると、36万の補助金が想定されます。
※詳細は、次年度補助要綱によります。
蓄電池費用は、ざっくり108万ー36万=72万円となります。
損益分岐点は・・・
新築住宅で太陽光パネルと蓄電池を設置する場合を想定して、損益分岐点の計算を進めていきます。
今までの計算結果をまとめると、
・一般家庭の年間の電力使用金額は、129,000円
・太陽光(6kw)に係る設置費用1,080,000円
・蓄電池に係る費用(補助金あり)720,000円
となります。
「太陽光+蓄電池」の費用は180万となりますので、年間の電力使用金額129,000円で割ると、13.95となります。
つまり、蓄電池補助金のメリットを加えた損益分岐点は、14年目という事ですね!
これは、太陽光の設置費用を更に抑える事が出来れば、期間を短縮できますので、太陽光一括見積りサイトで複数社を比較することがお薦めです。
以下に、一括見積りサイト・ランキングを掲載します!
太陽光の一括見積りサイトで複数の施工会社の提案を受けることで、価格を抑えた施工を進めることができます。
ここからは、施工会社が決まり「太陽光+蓄電池」が設置された後のことを想定をしていきます。
太陽光を設置して、家庭で電気利用し始めますが、日中は意外と電気を使わなかったり、ずっと晴れ間が続くような時や旅行時は売電が基本となります。
そこで気になるのは、2020年の買い取り価格になります。
2020年の買い取り単価
先日、調達価格等算定委員会で2月の議論の公表がありました。
※調達価格等算定委員会公表
区分 | 2018年度 | 2019年度 (今年度) |
2020年度 | 売電期間 | |
---|---|---|---|---|---|
売電価格 (10kW未満) |
出力制御対応機器 設置義務なし |
26円/kWh | 24円/kWh | 21円/kWh | 10年間 |
出力制御対応機器 設置義務あり |
28円/kWh | 26円/kWh | 10年間 | ||
売電価格 (10kW以上) |
18円/kWh+消費税 | 14円/kWh | 13円/kWh(10kW以上50kW未満) 12円/kWh(50kW以上) |
20年間 |
2020年の戸建ての単価は21円/kwです。
これで10年間固定価格で買い取ってもらえるわけですね。
もし、あまり電気を使わず、売電が多いようだと、更に損益分岐点が短縮される事になります。
仮に、月々100kwhを売電したとすると、100×21×1.1=2,310円となり、年間では、27,720円の売電額となります。
ここで、コストメリット算定のため、129,000円に27,720円を足すと、156,720円となります。
すると損益分岐点は、180万÷156,720円=11.49年となります。
非常に魅力的な損益分岐点になって来たと思いませんか!?
さて、ここまでは、コストメリットばかりでしたが「太陽光+蓄電池」を設置するという事は、他に「災害に強い!」といったメリットがあります。
太陽光と蓄電池による災害に強い家をつくろう
2019年は、災害が多い年となりました。
太陽光発電+蓄電池のメリットは、災害時に電力会社の供給が断たれた時にこそ真価を発揮することです。
2019年の台風15号過去記事↓
台風15号は強風で千葉の送電線鉄塔や電柱がぐちゃぐちゃになりました。
台風19号は、雨で河川の氾濫が多発したのが記憶に新しい事かと思います。
この災害により、良くも悪くも、分散型電源による防災性の向上が、意識されるきっかけとなりました。
分散型電源の災害時の強さ過去記事↓
「太陽光+蓄電池」があれば、災害時も安心ですね。
夏場の暑さ・・・、冬の寒さ・・・、電気なしでは到底くらせません(;´Д`)
また、その他の効果として、地球環境への貢献となる二酸化炭素削減の効果もあります。
まだまだ、日本の一次エネルギーとして、石炭や石油・LNGが主流ですので、家庭の太陽光が進めば、この使用割合を変えていくことができ、重要な社会貢献になってくるわけです。
「太陽光+蓄電池」の導入について、総合的にみていかがでしょうか!?
災害時の安全・安心、14年以内(売電をいれれば12年)に損益分岐点が来てそれ以降は利益になるというメリット、そして、二酸化炭素の削減という地球環境への貢献という総合評価ですね。
太陽光発電は、以前は設置コストが高く、否定的な意見も多くありました。
しかし、太陽光発電設置のコストが下がった今は、デメリットが少なく、上記のように様々な面からみてもメリットがあることがわかります。
なんと言っても、災害に対する安心・安全がうれしいですね。
安心・安全のための太陽光発電の設置コストが、普及に適する価格帯へと価格が追い付いてきているので、戸建て住宅をお持ちの方は、ぜひ、一考の価値有りかと思います。
では。
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