こんにちは。
皆様は、太陽光発電に対してどんなイメージをお持ちですか?
世の中には、太陽光発電に対して悪いイメージの方もいれば、良いイメージの方もいて、興味が無い・どちらでもない方もいらっしゃるかと思います。
悪いイメージを持つ方は、悪い部分だけを切り取られた情報をもとに情報処理され、良いイメージを持つ方は、悪い部分も知りつつ設置されているという現状でしょうか。
結局、情報処理の仕方で、好きにも嫌いにも、良いものにも悪いものにもなってしまうという事です。
このブログでは、「常日ごろから太陽光発電は良いものである」と発信し続けていますが、以前、自分自身の副業を進める上で得た知識をもとに、区分所有のマンション屋根に太陽光発電を設置しようとした際の失敗談を整理し、チャレンジしようとする方の参考になればと思っています。
現在の太陽光発電のメリットまとめはこちら
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はじめに
平成26年、平成27年と区分所有マンションの理事長を2期務めた時の話です。
住んでいるマンションは、輪番制で理事が決まり、任期は1年毎の交代制(再任は妨げない)となっています。
マンション改革に燃えていた僕は、輪番で回ってくる理事の時期まで待てず、理事に立候補し、そして理事長になりました。
当時から、地球温暖化対策や低炭素社会に興味があり、二酸化炭素削減に貢献する太陽光発電を調べていたこともあって、その太陽光発電の知識を活かし、区分所有マンションの修繕積立金を使って屋根に太陽光発電を乗せ、防災の観点や低炭素化・収益化を進めたいと考えていました。
ただ、太陽光発電を設置するための立候補だと上手くいくはずもないと考えていたので、認められる必要があると考え、それまでには、誰も取り組んでいなかった、管理会社の変更や様々なマンション経費の削減策をすすめる事にしました。
結果、管理費の年間コストを460万円ほど削減や地域コミュニティ活性化のイベントなどを行い、その実績と信頼により、太陽光発電の設置についても受け入れてもらえると思っていました。
・・・取り組むまではですが。
太陽光発電設置への取り組み
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こんなマンションに住めたらうれしくないですか!?
繰り返しですが、僕が理事長になったのは、様々なマンション改革に燃えていたからです。
一番は太陽光発電の設置ですが、自分のやりたかった事を推進すべく、施策のアンケートを実施し、54の取り組んで欲しい施策などを伺って、民意を盾に、進めて欲しい順にイベント実施や経費削減に努めてきました。
理事長として進めていくメインテーマは、管理会社への委託経費の削減とマンション屋根への太陽光発電の設置です。
「太陽光発電に関する施策アンケート結果」では、すでに半分以上は合意が取れていましたが、一部反対意見がある事は理解していました。
マンションの収益事業として取り組むことで8~9年程度でペイし、儲けの部分を修繕積立金に回せたり、マンションの改善が必要な部分に使用できるので、こんないい話は無いと考えおり、反対意見を気にせず進めていきました。
反対があったとしても、1軒1軒訪問すれば理解が得られるとも思っていました。
当然、マンション屋根などへの影響が大きい事なので、区分所有法の3/4の合意を得る必要があります。
合意はギリギリの所かなというイメージを持ちつつ、それでも、住民説明会をして、総会で審議し、粛々と進めて行こうと考えていたんですね。
住民説明会にあたっては、収益性と、国の低炭素方針やパリ協定から、エネルギー政策、災害対策として利用できるとして、資料を作成しました。
総額約900万円・33kw単価27円・三菱製・置き型架台・年間収益1,020万円・FIT認定は理事長名で認定を受けて進めます。
住民の心配事も解消すべく、耐風速や屋根の耐荷重も調べつくしてQ&Aも作成し、パラペットから出っ張らず景観や圧迫感も考慮した設計を行い、いざ住民説明会に挑みます。
もし太陽光発電の見積りを取るなら、メディア掲載多数、2015〜2018年まで「利用者数 No.1」の一括見積もりサイトのソーラーパートナーズがおすすめです。
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僕は、こちらのサイトで、リケアホームという会社を紹介受けました。
一部キチガイ住民に激しい抵抗
住民説明会には、反対者数名の参加かなと考えていたのですが、12名程度の参加者がありました。
72世帯の小規模マンションで、普段から総会などに対する参画意識の薄いマンションだったので、想定外ではありました。
それだけ注目度があったという事です。
反対意見の方は、最初から眼光鋭く睨んできていました。
定刻となり、説明会を開始します。1年かけて作成した自作の資料をもとに説明をしていきます。
- 地球温暖化対策への寄与
- 太陽光パネルはほぼ劣化しない
- 20年間の安定的収益
- 防災時の電源確保
- 耐風速の説明
ひととおり説明が終了すると、にらみをきかせた数名が、次々と罵声のような形で意見を言います。
「国の年金も下がる様に、固定価格が保障されるわけがない!」
「国の役人と近しい位置にいて、再生可能エネルギー情報が入ってくる!」
「1日に3,000円しか入って来ないのに、やる意味が無い!」
「太陽光発電事業者が倒産している!」
「窓からの景観が悪くなる・景観も購入費用に含まれている!」
「こんな大事なこと稟議書回したのか!」
といった反対意見を言われました。
いやいや、
事業者倒産の淘汰されてるだけだし新聞記事に踊らされてるな~、
儲かるんだし、
国の役人て誰よ、
1日単位の議論じゃないし、
ほぼ平置きなんだから景観なんか変わらんよ、
いやいやむしろ会社組織じゃないし、
・・・とか思いながらもちろん、僕自身は、エクセレントにすべて回答しました。
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ただ、反対しようとしている人は、自己の主張を通すため、阻止することしか興味がありません。
こちらの意見を聞くわけもなく、ロジックとか関係なく、わーわー騒ぎ立てます。
こりゃーしょうがないな、説明会後訪問で説明に行って、後は粛々と・・・
と考えていました。
そして、会社の役員かなんかの偉そうな爺さんが、帰り際に「余計な事するな!!!」という紙を投げつけてきました。
・・・とまあ、
みんなのためになればと思ってやっていたことですが、FACEBOOKなどに誹謗中傷があったりとしたため、よくよく考えて、最終的に家族が傷つけられたら困るなと思い、断念しました。
くそやっつけたかったんですがね 。
反省と諦める決断
説明会後、メラメラと燃えていたので、絶対総会で可決させてやると最初は思っていました。
ただ、家族の意見もあり、ここに住み続けることを考えると、敵ばっかつくってもしょうがないなと思い、断念することにしました。
自分自身は、たくさんの知識を得て、たくさんの情報共有をすれば理解されると思っていたのですが、低炭素・収益性に寄りに説明したのと、たくさんの情報を与えたため、分かりやすさという点で受け入れられなかったと思っています。
省CO2?低炭素化?なんて一般住民からしたら、意味が無く興味すらありません。
また、儲かる話に一般人は騙されると思うみたいです。
そう考えると、「災害対策」一点に絞って説明した方がよかったなと思います。
災害が起きた時に、ほら見た事かと言えたんでね。
まとめ
人の強い思い込みを改善するには、多大なパワーを要します。
それは、家族であれ、友人であれ。いかに良い事、正しいことをしようとしてもです。
いまは、他人を説得しようという無駄な労力を使う選択はしません。
なぜなら、自分自身のために、家族のために、その知識を活かし行動していくことの方が有意義ですし、将来のためになるからです。
あの時の激しい住民反発があったからこそ、「くそー今に見てろよ」という闘争心に火が付いたことは否めません。
その時学んだ事は、他人を説得するには相当な意思の強さと、情熱が無ければできません。その必要もないですが。
皆のためにもなるし、マンションを少しでも良くしようという情熱で行動していたのですが、もう勝手にすればという思いになりました。
仮に修繕積立金がバカ高くなっても、自分が稼いでいればなんの問題もないから関係ないと思うようになりましたね。
他人のために、労力を費やし取り組んで来たのですが、残念な思いは若干あります。
ただ、気持ちの整理もついたので、もう区分所有マンションの住民のために尽くすことはしない決心をしました。
金だけ払って文句を言わない,「サイレント・マジョリティ」になる事を決めたんですね。
ただ、時間を遡れるとした場合に今思う事は、「一般市民への説明はシンプルに」です。
災害対策って名目が一番ですね。
理想高く、収益化とか低炭素化とか言っても、正直理解してもらえません・・・
いや理解してもらってるマンションもあるかもしれないので何ですが、もし導入するなら「災害対策」をメインテーマにすることが一番です。
収益って言葉は、なんか騙されないか意識が強く日本人は嫌います。
逆に儲からないけど、災害対策って方がすんなり心に沁みるみたいです。
繰り返しですが、もし太陽光発電を区分所有マンションのうえに載せたいと思うなら、メインテーマは「災害対策」です!!
首都直下型地震も近づいてきていますから。
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おわりに
立候補で2期理事長を務め、マンション改革に努め、経費削減やイベント実施してきた成果から、たまーに頼られることがあるのですが、基本無関心でいこうと決めています。
1点残念ながら断れず、マンション修繕委員を務めていますが、モチベーションが上がらないので、次からは何もしないつもりです。
もし、太陽光発電を設置する際は、戸建てであれマンションであれ、面倒でも1社だけの見積もりではなく、複数の見積もりを集めて、最安値で質の良いベストな契約を進めましょう。
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では。
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