僕は太陽光発電投資に取り組み、太陽光発電所、不動産2戸所有し副業に取り組むサラリーマンです。
太陽光発電のFIT制度開始から10年が経過する中で、徐々に安定した収益性に注目が高まり、太陽光発電所の争奪戦が始まっています。
20年間固定価格で買い取ってもらえる、今後いつ訪れるか分からないビッグチャンスと逃すまいと、皆さんが必死で資金調達に奔走し、1基、2基・・・5基、10基と、太陽光発電所を多数所有する方を多くお見掛けするようになりました。
特に、ツイッターなどで繋がった方々の情報をみると、5基・10基・それ以上といった太陽光発電家が多数いる事に日々驚かされています!!
比較的若い女性の方でも5基・10基と所有されているという情報をみると、本当に驚きを隠せません(;´・ω・)
太陽光発電投資は、20年間固定価格で買い取ってもらえるとともに、不動産投資よりも比較的利回りが高く、安定した投資として注目されてきました。
しかし、FIT導入後10年が経過し、国による大幅な制度設計の見直しにより、2020年度より、全量売電の固定価格買い取りが終了する運びとなってしまいました。
人は、手に入らないとなると欲しくなるもの
今後、セカンダリ市場で太陽光FIT案件のプレミアム現象がおきるかもしれませんね(*゚∀゚*)
でも、まだこれから2〜3年間は、市場にFIT14円の認定をとった太陽光発電が出回ります。
ここを逃すまいと、新規参入者が増えてくることは必須です!!
スポンサードリンク
- 太陽光発電のシミュレーションは盛られていないか
- 見積りはフルパッケージか
- その業者は経営状態は大丈夫か
- 自然災害を想定した保険を検討しているか
- メンテナンスを考慮してなかった
- 遠隔監視装置をつける
- 税制優遇制度を見逃してしまった
- 注意すべき事まとめ
そんな新規参入者の方へ贈る、太陽光発電の購入にあたって、後悔しないための条件を整理して行きたいと思います。
太陽光発電のシミュレーションは盛られていないか
太陽光発電の業者は、以下の3種類に分類されるかと思います。
①購入者も業者も「WIN✖️WIN」となれる正しいシュミレーション・利回り10%以上の価格設定のものを販売する業者
②高めの売電シミュレーションを作成して、情報の見栄えを良くし、できるだけ高利回りをアピールした利益追求型の業者
③シュミレーションは正しいが、利回り10%以下の価格設定で会社の利益率を重視した物件を販売する利益追求型の業者
いかに①分類の業者を探すかがポイントとなってきます。
せっかく、覚悟を決めて・・・、奥様を説得して・・・、家族を説得して・・・、様々な覚悟を持って投資をする方が大半でしょうから、失敗するわけには行きません。
太陽光は、稼働さえできれば安定した収益が見込めるので、ほぼ大失敗はあり得ないのですが、利益が出るか出ないかギリギリのラインを攻めてくる業者が結構いるなあ〜と思って、いつも「タイナビ」や「スマエネ」などをチェックしています。
タイナビ↓
スマエネ↓
業者のシミュレーションを信じて、銀行や公庫、信販会社から多額の借り入れを投資したものの、実際には売電収入が低くて、月々のローン返済金が足りないという事例もあります。
そんなことにならないように、しっかりと見極めて、投資をする必要があります。
固定買い取り価格が、18円・14円の案件は、大半が100kwクラスでしょうから、発電シュミレーションの参考として、過去記事を参照していただけると良いかと思います。
過去記事こちら↓
見積りはフルパッケージか
見積り内容や注意書きの見落し、そもそも何が必要であるべきか知らないと、必要なものが組み込まれていな物件を安いと感じて購入し、結果、相場よりも高い価格で購入してしまう失敗があります。
◯必ず必要なもの
・土地代
・造成代
・連系負担金
・フェンス
◯あった方が良いもの
・遠隔監視装置
・防草シート
太陽光発電投資は上記すべてコミコミを1基購入すると、100kw・単価18円案件だと2000万円前後になります。
100kw・単価14円案件で1600万前後になるかと思います。
一見利回りが高いように見える、土地賃貸の案件も注意が必要です。
皆さん太陽光発電で一番苦労されているのは、雑草対策だと聞きます。
なので、防草シートや砕石が含まれて利回り10%程度なら、十分購入価値のあるものになります。
そのほか、メンテナンス費用、保険料などが必須となってきますので、金利を含めて、毎年手残りがしっかりあるか、シュミレーションが大切です。
特に、販売業者のメンテナンス契約が必須のものがあり、そのメンテナンス費用が高額な場合がありますので、要注意です。
その業者は経営状態は大丈夫か
大分淘汰されてきたとは思いますが、分譲業者の中には、はじめから契約金をだまし取ることを目的とした悪質な業者もまだいます。
高い着手金を取って、そのままドロン!
もしくは、施工途中で業者が倒産してしまうという事もありえます。
このようなことにならないように、慎重な業者選びは重要ですね。
◯対策として、
・まずは、タイナビやスマエネなどを通して購入を検討し、怪しいサイトからは購入しない
・業者の情報を帝国データバンクなどで調べる
・口コミ情報を見る
・会社を訪問したり面談をして存在を確かめる
・太陽光の事に詳しくないか確かめる
あまりにも太陽光に無知であるとか、調子の良い事ばかり言う担当者は要注意です。
出来る限り、訪問して会社の状況や担当者の雰囲気を感じ取ることも重要かと思います。
あとは、やはり太陽光発電の物件サイトから選択する方法です。
物件サイト側の責任問題にもなりますので、安全な会社かどうかの審査をしていますので、比較的安心できるかと思います。
物件サイトはこちら
タイナビ↓
スマエネ↓
自然災害を想定した保険を検討しているか
最近は大型の台風も増え、大規模な自然災害が増えています。
太陽光発電は外にある自然にさらされた設備なので、暴風や水害、いたずら、盗難など、どんなトラブルに巻き込まれるか分かりません。
非常に勢力が強い台風が発生し、太陽光パネルが吹き飛んでしまったり、洪水に巻き込まれるということも起こっています。
保険に入っていなかったら、自然災害に伴う修理費用はすべて自費になります。
融資で投資していた場合などは、新たな借り入れができずに「借金だけが残ってしまう」ということも十分考えられますので準備が必要です。
実際に今年は被害を受けましたので、参考に過去記事を載せます↓
そのような場合や被害があっても、保険に入っていれば安心です。
ただし、補償範囲を際限なく広げてしまうと保険料がアップして収益を圧迫しますので、本当に必要な補償を精査する必要があります。
どのような保険がいいかは、過去記事参照↓
太陽光発電投資をするなら、自然災害に備えて太陽光発電所の保険は必ず入って置くことが大切です。
台風、落雷だけでなく、ケーブルなどを狙った盗難のリスクも結構ありますので、こうしたケースに備えて保険に加入してかないと、泣きをみる事になってしまいます。
メンテナンスを考慮してなかった
費用を惜しんで、メンテナンスしていなかったため、太陽光パネルやケーブルからの出火により焼け落ちてしまったり、ブレーカーボックス内に鳥が巣をつくって発電量が落ちることもあります。
雑草を放置してパネルを下から圧迫する事で、破損や火災の原因となったり、セイタカアワダチソウなどの背の高い雑草が影を作ってしまい、発電量が落ちてしまうケースもあります。
実際に僕の物件もそうでした・・・
20年間しっかりと発電してもらうために、こちらも保険ど同様、過度にならない程度に最低限のメンテナンスをすることが大切です。
また、再エネ特措法は、太陽光発電の事業者に設備の保守・点検と発電量の維持を義務付けています。
このため、適切なメンテナンスを行わなければ事業認可が取り消される恐れ・・・もなくは無いです。
定期的にメンテナンスを行えば太陽光パネルや周辺機器の寿命が伸ばすことも可能ですし、ホットスポットや雑草などによる出力低下も回避・対応できます。
災害時も、メンテナンス業者が緊急見回りなどを行なってくれますので安心です。
メンテナンスの過去記事こちら↓
遠隔監視装置をつける
太陽光の売電収入は、基本的に毎月決まった日に振り込まれます。
その売電収入を確認して、いつもより売電収入が明らかに少ないというケースがあります。
つまり、売電収入を見て、発電所に何かの不具合が発生していることを知るとうケースです。
それがいつから発生しているかもわからないので、長い期間の不具合であれば、ほとんど売電収入がなくなってしまうということも考えられます。
保険会社も、いつ破損して、その証明を求めてきますので、遠隔監視の情報は重要になります。あれば、すんなりと支払ってくれます。
税制優遇制度を見逃してしまった
固定価格買取制度が始まった当初は、グリーン投資減税など、太陽光発電所を購入して即時償却するという減税方法がありました。
しかし、それは廃止され、現在は、新たな税制優遇制度できています。
常にアンテナを張っていないと、分からないですよね。
ただ、税制優遇制度を知っている・知らないではについて大違いで、大損してしまいます。
現在の税制優遇制度は、生産性向上特別措置法の先端設備導入計画を利用する事で、市町村の基準により、償却資産税が3年間0円になります。
例えば、2000万円の発電所の場合、初年度の償却資産税は、24万8千円ほどになり、概算で初期の3年間約69万円の償却資産税がゼロになります。
計画の作成から認定までの過去記事こちら↓
注意すべき事まとめ
いかがでしたでしょうか?
太陽光発電は、しっかりと対策を練って取り組めば、固いリターンを得られる安定感のある投資・事業です。
子供にいい生活・習い事させたい!とか、生活の質を上げたい!、おこずかいを増やしたい!などなんでもいいんです。
せっかくのチャンスは、あと概ね3年!
慌てず、「太陽光発電購入時に注意すべき7つの事」を意識して、良質な物件を買い進めていきましょう!!